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犬ヶ島

ウェス・アンダーソン監督が手がけたストップモーションアニメ『犬ヶ島』。

愛と勇気の冒険にDOG BLESS YOU!

 物語の舞台は、今から20年後の日本【メガ崎市】。「ドッグ病」、いわゆる「狂犬病」が大流行してしまう緊急事態に、人への感染を恐れた市長は、すべての犬をゴミの島「犬ヶ島」に追放。犬たちは、飼い主から引き離され、強制的にゴミの島に送られてしまいます。12歳の少年小林アタリは、親友で愛犬のスポッツをを救うために一人、小型飛行機に乗って犬ヶ島へ。島に着いたアタリは、必死に生きる5匹の犬たちと出会います。メガ崎市で何が起こっているのか、犬たちとアタリの冒険が始まります。

 スクリーンで見る犬たちは、犬種はもちろん、目、尻尾、歩き方など、細かい動きがにそれぞれ特徴があってびっくりします。特に犬ヶ島での生活は、衣食住どれも過酷。毛も絡んだり、汚れたりした犬たちがよく表れています。パペットの制作リーダーによると、まずクレイ彫刻で犬を作り、パペットの中に入れる可動式金属スケルトンの骨格が作られ、犬の毛並みはテディベアの毛を刈り取って再利用したそうです。アンティークの質感はぬくもりを感じます。

 アタリ少年が愛犬スポッツを捜すために、一緒に冒険することになる5匹。ドッグフードのCMに出ていたプライド高いアイドル犬「キング」、一人で生きてきた喧嘩の強い黒い毛並みのノラ「チーフ」。スポーツチームのマスコット犬として可愛がられていて今も野球のユニフォームを着ている「ボス」などなど、身近に似てる犬がいるかもしれません。それぞれの人との接し方、警戒心、食べ物の習慣、甘え方、遊び方まで細かく描かれ、島に連れてこられる前に、どんな家族と暮らしていたか想像できます。

 未来の日本なのに、懐かしく感じる世界は知ってるような未知の世界です。畳がある家や、打ちっ放しのビル。犬たちも、見た目だけでかわいい!というデフォルメがなく内面が見えてきます。

 人間たちは、日本の未来を模索する。
難しいテーマを、様々な日本のカルチャーで彩っていくクールな一作です。 (tomon)

『犬ヶ島』
5月25日(金)全国ロードショー
配給:20世紀FOX映画
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation